注文住宅インフォメーション

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コンセント火災に注意

コンセント周りの火事の原因で多いのは、「トラッキング現象」というものです。長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間やその周りには、ホコリがたまりがちになります。そのたまったホコリに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。

その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。やがてはそこから放電をおこし、発火してしまいます。これがトラッキング現象です。

火事の原因で多いものがトラッキング現象によるコンセントの発火の可能性が高いことが現状のようです。ここでは、トラッキング現象を防止・コンセント火事を防止する対策を解説します。
コンセント火災・トラッキング現象を防ぐには、「普段の掃除」や「日頃の手入れ」が重要です。細かく分けてご説明します。

対処法①コンセント回りの掃除

普段の掃除として、コンセントと電源プラグの掃除方法を紹介します。

  1. 必ず電源プラグをコンセントから抜いてから作業しましょう。電化製品のメンテナンスの基本です。面倒ですが実施しましょう。
  2. 乾拭きや掃除機を用いてほこりを取り除いてください。掃除の際、水分を残すことは避けましょう。
  3. コンセントの穴の中にもほこりが溜まっていないことをチェックする事を忘れずに行ないましょう。ホコリがコンセントを差し込む際、奥に入っては本末転倒です。こまかな気配りが火事を防止します。

電源プラグ注意点

トラッキング現象の他には、グロー現象というものもあります。こちらは、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品を長時間挿したままの状態にしていることで発生する現象です。時間の経過にともない徐々に接続部がゆるみ、その異常な状態でいたことにより微弱な電流が瞬間的に異常なほどの熱を持つ場合があります。その熱により電気火災が発生する可能性が高まります。日頃のチェックを心がけましょう。